第02回 セキュリティについて ── 「プラグインを使わない」で変わること
この回について
前回は、ホームページの作り方に「テンプレート+プラグイン」型と「コード生成」型の2系統があるという話をしました。第2回では、この違いがセキュリティにどう表れるのかを、具体的な数字とあわせて見ていきます。
01WordPressが狙われやすい、構造上の理由
WordPressが危険というより、狙われやすい構造になっている、という表現が正確です。世界の4割以上のサイトが同じ土台を使っているため、ひとつの弱点を見つければ、同じ弱点を持つサイトを機械的に、大量に狙えてしまいます。攻撃する側にとって、いちばん効率のよいターゲットになりやすいということです。
そして、その弱点の大半は「プラグイン」から見つかっています。WordPressのセキュリティを専門に調査している Patchstack 社のレポートによると、2025年にWordPressのエコシステム全体で11,334件の新しい脆弱性(セキュリティ上の弱点)が報告され、そのうち91%がプラグインを原因とするものでした(Patchstack「State of WordPress Security in 2026」)。テーマ本体やWordPressコアではなく、あとから追加した部品のほうに、弱点が集中しているということです。
便利だから入れたプラグインを、その後もずっと安全な状態に保ち続ける。これは、ホームページを自分で管理する方にとって、思っている以上に手間のかかる作業です。更新をひとつ忘れるだけで、そこが入口になってしまいます。
02PAGECRAFTの場合
前回お伝えしたとおり、PAGECRAFT には第三者のプラグインを差し込む仕組みがそもそもありません。プラグインという「入口」がない以上、プラグイン由来の弱点も生まれようがない、という考え方です。
ホームページの中身(コード)は、お客様おひとりずつが個別に管理するのではなく、PAGECRAFT 側で一括して管理・更新しています。お客様が「そろそろアップデートしなければ」と気にかける必要は、そもそもありません。
加えて、保守プランには不正アクセスの検知・マルウェア対策・SSL(通信の暗号化)の管理を、標準の内容として含めています。詳しい範囲は料金・保守プランのページにまとめています。
03とはいえ、「絶対に安全」はありません
正直にお伝えすると、どんな仕組みにも「絶対」はありません。プラグインという入口がなくなっても、インターネットにつながっている以上、リスクがゼロになるわけではないのです。
だからこそ大切なのは、弱点を完全になくすことよりも、何かが起きたときに、できるだけ早く気づける体制を整えておくことです。次回は、その仕組み――公開後のホームページを24時間見続けている、自動監視についてご説明します。
04まとめ
- WordPressは利用が多いぶん攻撃の標的になりやすく、弱点の91%はプラグイン由来(Patchstack調べ)
- PAGECRAFTはプラグインを差し込む仕組みがなく、更新の手間もお客様には発生しない
- 保守プランには不正アクセス検知・マルウェア対策・SSL管理を標準で含む
- 「絶対に安全」はない前提で、早期に気づく体制(自動監視)を重視している
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