第01回 ホームページの作り方には、2つの系統があります
この回について
ホームページの作り方には、大きく2つの系統があります。ひとつはWordPressに代表される「テンプレート+プラグイン」型。もうひとつは、PAGECRAFTが採用している「コード生成」型です。第1回では、この2つが何を分けているのかを見ていきます。
01WordPressのような「テンプレート+プラグイン」型とは
ホームページ制作の方法として、いちばん広く使われているのが WordPress のような仕組みです。管理画面から見た目の型(テーマ)を選び、欲しい機能があれば、そのつど「プラグイン」という部品を追加していきます。予約フォーム、会員機能、多言語対応。ほとんどの機能が、あとから足し算できます。
この自由度の高さから、世界のウェブサイトのうち41.2%(コンテンツ管理システムを使っているサイトに限れば59.2%)が WordPress を利用しています(W3Techs調べ・2026年7月時点)。個人ブログから大企業のサイトまで、非常に幅広く使われている作り方です。
一方で、この仕組みには構造上の特徴があります。テーマもプラグインも、サイトが動いている間、ずっとサーバーの上でプログラムとして生き続けます。便利さの裏側で、「土台(コア)+テーマ+プラグイン」という組み合わせのすべてが、公開後もずっとアップデートを必要とし続けるということでもあります。
02PAGECRAFT(コード生成型)は何が違うのか
PAGECRAFT も、見た目の型という意味では「テンプレート」をご用意しています。3種類のテンプレートから選び、文字や写真を差し替えて仕上げる形は、一見するとWordPressと似ています。
違うのは、公開の仕方です。PAGECRAFT は Next.js という仕組みを使い、サイトの中身をあらかじめプログラムのコードとして組み立て、公開前にひとつのまとまりとして固めてから(ビルドしてから)お届けします。WordPress が「動きながら中身を書き換えられる」仕組みだとすれば、PAGECRAFT は「あらかじめ固めてから届ける」仕組みです。
そしてもうひとつ、いちばん大きな違いがあります。PAGECRAFT には、第三者が作った「プラグイン」を差し込む仕組みが、そもそも存在しません。機能を足す入口がないぶん、外から狙われる場所(攻撃の入口)も構造的に少なくなります。この点は、次回あらためて詳しくご説明します。
03どちらが優れている、という話ではありません
WordPress の強みは、何にでも化けられる自由度と、圧倒的な数のプラグインです。独自の会員機能やECサイトなど、作り込みが必要なホームページには、WordPressのような仕組みが向いています。
一方 PAGECRAFT のようなコード生成型は、決まった型の中で、安定して・軽く・安全に運用したい店舗や事務所のホームページに向いています。飲食店、介護事業所、法律事務所など、日々の情報発信を自分たちで更新しながら、公開後の管理は任せたいという方に選んでいただいています(公開後の自己管理マニュアル)。
04まとめ
- ホームページの作り方には「テンプレート+プラグイン」型と「コード生成」型がある
- WordPressは自由度が高い分、公開後もテーマ・プラグインすべての更新が必要になり続ける
- PAGECRAFTはあらかじめコードとして固めてから公開し、プラグインを差し込む仕組み自体がない
- どちらが優れているかではなく、作りたいホームページの性質に合わせた選び方の違い
次回は、この構造の違いが、セキュリティにどう表れるのかを具体的に見ていきます。
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WordPressが攻撃の標的になりやすい構造的な理由と、PAGECRAFTがそこにどう向き合っているかをまとめます。
第02回 セキュリティについて ── 「プラグインを使わない」で変わること を読む